E様は今回のリノベーションにあたり、一番のポイントとして考えていたのが色は白を基調とすること。
その通りに外観も白く塗装。玄関ドはマットブラックにすることでスタイリッシュに締まった印象となりました。
工事前は、玄関を入って、右手にビルトインガレージ、一番奥に寝室へとつながる通路の左右にトイレ、納戸、洗面所・バスルームのドアが並ぶ普通の間取りでした。
それを新たに、寝室にウォークインクローゼットと造作デスクをプラスし、洗面所とランドリースペースを廊下に出すという要望とアイデアをまるでスライドパズルを解くように、数cm単位でスペースのやりくりをすることに。
既存の配線や配管位置、耐震的な構造も意識して収めた今回の工事で一番苦労した場所かもしれません。
お子さんが帰ってきて手を洗って、汚れた衣服はすぐに洗濯機に入れることができるようになってます。
ご主人のE様が打合せから現場まですべて見ていましたが、キッチンだけは奥様の担当。
キッチンはグラフテクトのⅡ型キッチンに。
最初はL字型のキッチンも検討されていたのですが、Ⅱ型キッチンにしてアイランド側にシンク、壁側にコンロを配置することでそれぞれの島に作業スペースが広くとることができました。
お子さんとキッチンに立ってもスペースに余裕があり、左右どちらからも動線がとれるのがお子さんも喜んでぐるぐると走り回っているそう。
対面する両キッチンにたっぷりと収納がある他に、隠れパントリーもあり何でも収納できちゃうため、テーブルの上がスッキリとして掃除がしやすいのが何よりと奥様はおっしゃいます。
2階がこれだけ広く明るい空間になったのは、リビングの50インチの液晶テレビの圧迫感を出さないように壁を15cmほどふかして壁付けにして配線を隠すようにしたことで、テレビ台を置かずに済み、広々としたリビングになりました。
キッチンに立っていても、リビングのお子さんを見守りながら安心してお料理できます。
そして、リビング同様に1階と3階につながる階段を、壁をふかして戸袋をつくり扉がスライドするようにしました。
こうすることにより、小さなお子さんが階段から誤って落ちることも防ぐと共に、熱の出入りを堰き止めるため冷暖房効率を高めて夏は涼しく、冬は暖かな快適なリビングダイニングになります。
もちろん、すべてのサッシに内窓を取り付けたので、冷暖房効率は格段にアップしました。
国から断熱リフォームに対する補助金をがおりたため、内窓サッシに関しては約4割ほどの負担で済んでいます。
E様「以前はマンション住まいで、アルミの単板ガラスのサッシだったので寒いのは当たり前で冬には結露に悩まされていたんですけど、この家に来たら、本当に冬は暖かくて快適に過ごせます。
青木に頼んで本当に良かったなと感謝しています。」
青木「工事自体は大変でしたけど、Eの理想の高みを目指して真剣に取り組んでいたので、あの頃の試合の熱さが思い出されましたね。
工事しながらも、ここでこう大人は酒飲んで(笑)、夏は子どもたちはここで遊ばせてとか。酔っ払ったやつはここで寝てとか。そんなイメージしながやってましたので本当に楽しかったです。」
最後に、一番大変だったことをE様にお聞きしたところ・・・。
E様「引っ越し前日に、このIKEAのソファーを一人で組み立ようと四苦八苦して絶望的になっていた所、夜に青木と木野村くんが来てくれて手伝ってくれて本当に助かったよ(笑)」
青木「え、そこ(笑)」
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